2021.2.11撮影
1月15日に、ガンモの具合が悪くなりました。
脾臓ガンと肝臓ガンです。
病院でエコーと血液検査の結果、脾臓(ひぞう)に出来た腫瘍が破裂して、
体内で出血をおこしており、極度の貧血状態でした。
また肝臓に転移しており、その肝臓の腫瘍は既に大きいものでした。
この時点で、「かなり衰弱しているので、点滴に通わなければ2,3日の命でしょう、
手術をするには、貧血の状態が悪いので、体力が持たないだろう」、との事でした。
また肝臓の腫瘍が大き過ぎるので摘出は難しく、手術してもショック死や、1日2日で死んでしまう可能性も高い、と言われます。
ここから毎日の点滴通いが、始まります。
腫瘍は良性か悪性かは、手術で削除し、病理検査に回さないと判明しません。
この時点で良性か悪性かはわからず、悪性の血管肉腫の疑いがあり、悪性であれば手術をしてもしなくても、数か月ほどの命でした。
通い始めた頃に、
「手術をしてもしなくても、この子の命はあと3か月もつかだよ」とも言われました。
でもガンモは毎日頑張ってくれました。
食は波があって、食べたい時は自分から台所に来てくれました(人間が台所にいてもいなくても)。
それが合図で、食べてくれました。
鶏レバー、焼き芋、かぼちゃ、里芋、ひきわり納豆、砂肝、ハツ、牛肉、じゃがいも、リンゴ、セロリ、人参、白米、パン、むね肉など。
それぞれ、食べられるときと、食べられないとき、食欲のある時とない時とムラがありました。
よく食べてくれたのは、鶏レバー、砂肝、ひきわり納豆、かぼちゃです。
ドッグフード系はカリカリはほとんど食べられませんでしたが、それぞれ一度づつ、龍くんのフードとつくねのフードに興味を示して、ばくばく食べてくれたことがあります。
試供品であったシーザーの食いつきがよく、ドッグフードはほぼシーザーの缶詰でした。ロイヤルカナンやデビフより食いつきが良かったです。
人間の食べ物は本来はよくありませんが、食べてくれて、カロリーや栄養になってくれれば何でも良いので、ソフトクリーム、シュークリーム、コンビーフ、ケンタッキーチキンの中身、ピザの皮、ホワイトシチューなど食べてくれそうなら、あげちゃいました。
ケンタッキーは、いつも欲しそうだったのに、絶対にあげませんでしたが、それだからこそ、夫が食べさせてあげたかったのだと思います。
1月25日
貧血の状態が良くなってきていそうだったので、どれくらいの数値になったか確認のため血液検査をする。かなり良くなってきた(^^)
1月28日
調子が良くなってきたので、「2月になったら、CTを撮って、一緒に脾臓の摘出と肝臓を一部だけとる手術をしてみませんか」と言われる。
いつ再破裂するかわからない脾臓の腫瘍を切除し、それぞれの腫瘍が、悪性か良性か判明します。
もし、良性だったら、この子は目力も強いし若いから、もう少し延命できるかもしれないと言われます。
でもこのころから、食べさせても食べさせても、身体はどんどん痩せてガリガリになっていきました。
背中の脂肪がなくなり、背骨がガリガリと浮き上がり、背中に刺す点滴の針も、
「きゃんっ」と鳴いて痛むようでした。
細い針に替えてもらいましたが、それでも痛いようでした。
体重はどんどん増えていきましたが、身体は痩せていきました。
2月5日
お腹がパンパンなので、腹水が溜まっているなら抜いてあげると楽になるので、確認をするためエコーを撮ります。
その結果、腹水はなく、肝臓の腫瘍がさらに肥大化していました。
あんなに一生懸命にガンモが食べても、肝臓の腫瘍が栄養を奪って、すくすくと大きく育っていきました。
2月10日
ご飯を自力で食べられなくなり、ロイヤルカナンの食事療養食・退院サポートの缶詰をシリンジで食べさせています。
今までも病院でシリンジ食べさせていたもので、少量でカロリーが高いのです(*^^*)
ガンモ、頑張っています。
痛いだろうけれど、つらいだろうけれど、(針を刺す時以外は)痛いとは言いません。じっとこらえて、頑張ってくれています。